殻構造みたいな外装

久しぶりの投稿となりました。
義肢製造担当の平安です。

今回は、大腿義足のカバーを殻構造みたいな感じに仕上げてみました。以前のブログでもご紹介はしておりますが、今回は小児用の大腿義足のカバーを製作してみました。

義足のカバーは通常2種類のスポンジを使い分けます。下腿義足の外装によく使用されるスポンジはヘタリにくく少し硬めのスポンジを使い、大腿義足では膝継手の膝の曲げ伸ばしを考慮しなければならないので下腿義足用とは異なる柔らかめのスポンジを使用します。柔らかいので、月日が経つと靴下の足首周りは潰れてきたり、膝継手のあたりでは破損が出やすくなります。

今回の、大腿義足は膝継手を使用していないので、殻構造みたいな外装にすることができました。後は、小児なので、制作する上での必要材料が辛うじてあったので、今回迄と言う事でお受けしました。まずは、下腿義足などで使用する硬めのスポンジであらかじめ周計と膝の位置などを合わせて削り出しました。

image この上からギブスを巻き陽性モデルを制作します。image

製作所さんならわかると思うんですけど、物が物だけに、陽性モデルを乾燥させるのに2日間要しました。(⌒-⌒; )
陽性モデルが乾燥したら、ソケットの製作などでも行う、『ラミネーション』です。
image  image樹脂を硬化材と混ぜ合わせることで、硬化します。硬化までの所要時間は大方30分くらいかな?完全に硬化したら中身の陽性モデルをパイプを叩きながら、石膏を割って取り出します。これも意外に重労働・・・。なんせ大きいので囧rz

嗚呼だこうだ作業をして、取り付けたのがこんな感じです。
image  image

ちょっと、画像が小さくて申し訳ないのですが、今回このようにしたのは、本人希望あってのことと、膝継手が無い事、小児なので長さが製作する上で必要な材料が確保できた事、訳あってカバーを外す事などがあるので、このような仕上げにしました。さすがに大人用では無理です(ー ー;)

下腿義足では、似たような物を何回か製作もしましたし、逆に、県外で製作された方が来た時に拝見する事もありますし、いろいろと見る機会が出てきたような……。

夏も近づいてきてますので、私自身も半ズボンで街中を歩いている時がありますので目にする機会があるかもしれませんね(笑)

 

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